去る6月2日、ハネケンこと羽田健太郎さんが亡くなられました。突然の訃報で、ショック!という言葉では言い表せないものを未だに感じております。羽田さんに初めてお会いしたのは、いまから15~16年前のことです。前職場の企画の出演依頼の件でお会いした時のことです。あの当時の私は、緊張しっ放しのご対面でしたが、気取らず気さくにお話をして下さり、一気にファン指数が上昇したのです。こうして、羽田さんと前田憲男さん佐藤允彦さんの三人による3台のビアノプレイによる『トリプルピアノコンサート』の企画が実現したのでした。
コンサートを終え打ち上げになっても羽田さんの茶目っ気振りはステージと何ら変わりなく、軽妙酒脱なトークは止まりません。まさに、よく飲みよく食べよく動く(口も手も)。それ以降は、羽田さんのコンサートには可能な限り出掛け、楽屋を訪問したものです。とあるコンサート会場の楽屋を訪ねた際のことです。「こんにちは田村です、また来ました」と言い部屋に入ったのですが羽田さんがいない。留守かと思い部屋を出ようとすると、姿見の陰から「ばあ!」と言いながら重かろう体を弾ませ私の前に現れたときもありました。互いに40代後半に達しておりましたのに・・・。羽田さんのピアノに接してからは、「ピアノコンサート」って楽しくなければコンサートじゃない!と断言し、毎日曜日の「題名のない音楽会」は可能な限り見入るようになったのでした。ハネケンさん、羽田健太郎さんありがとうございました。(tam)