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機械なんかじゃ測れない

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最近家族でカラオケに行ったら、
音程がどれぐらいずれているか、という採点システムが導入されていた。

録音スタジオで使用しているパソコンソフトにはそういう機能があり、
画面上にピアノの鍵盤と実際の音程が重なって表示され、
ずれている箇所を修正することが出来てしまうのだが、
まさかカラオケボックスに...。

そのカラオケボックスは酒飲み放題なのだが、
その画面を見るとどうも酔えずに仕事モードに...。

録音スタジオのソフトは便利で、
画面で全てきれいに合わせると確かにピッチは良くなるのだが、
そのアーティストの"味"が薄くなってしまう傾向がある。

"五線譜では表現しきれない"そんなところにこそ魂があるのでは、
そう思うのだ。

そんなうんちくを述べても言い訳にしか聞こえない
俺の熱いシャウトであった。(辰)

家路

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今、無性に聞きたくなる曲。

ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』の第2楽章。

夕方、5時になると役場の放送で鳴り響いた。

緑の山々。青い海。懐かしい顔...

自分の故郷に、想い出に繋がる曲。

遥かなる旅の途中。(辰)

しばらくの間、思うことが沢山ありすぎて
私は貝のように無口になっていました。
いや、自分の殻に閉じこもってしまった、でしょうか。

私は腰痛の持病があります。
先生は、「神経はなれるから大丈夫」といいました。
痛みも辛さも、ある程度慣れるもののようです。

また少しずつ歩き始めようと思います。

何度も書きましたが、自分は音楽が好きです。
昨年末、沢山の音楽番組がありました。
この頃は生演奏する番組は本当に少ないのですが
その番組はどうやら"生"をコンセプトにしていたようでした。
あるアイドルグループなどは"バランスが悪かった"らしく
「音響がへたくそだった」「なにかトラブルがあったのだ」などと
インターネットは大賑わい。
番組プロデューサーがお詫びを表明するまでに至ったようです。

舞台裏に住む人間として自分は思うところが沢山ありますし、
現場の方にはもっともっと表に出せない諸事情があるものと察します。

でも、その番組は、見ていて聞いていて本当に楽しかった。
歌い手はともかく、バックの演奏はほとんど生演奏でしたから。
様々なステージに、様々な編成のバンドとアレンジ。
何より自分の血が熱く騒いだのは、その演奏家達。
メドレーで曲が続くと、急ぐあまりに終わった曲の譜面を投げ捨てるんです。
生ゆえのその迫力、その緊張感...。

自分はやはりそうした現場の一員でありたいと改めて熱く思ったのでした。(辰)


別名で保存

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先日30年ぶりに同窓生に再会した。
それも一日に二人も。

津波と火事にやられた故郷は瓦礫の撤去が進み
見事に殺風景な景色となった。
瓦礫が散乱していた光景もひどかったが、
何も無くなり距離感さえつかめない今の状況もまた悲しい。

用足しのため実家に帰り、道を通る。
目を閉じると人々の暮らしが今でもそこにあるかのように思い出される。

しかし現実には何も無い。

現実を見てしまうとこれまでの記憶・思い出のシーンに
今の現実の場面が上書きされてしまいそうになり不安になる。

暑い日差しや海の香り、懐かしい人々・・・
それはそれできちんとしまっておこう。

そして今の現実もまたしっかり刻んでおかなければならないのだろう。
楽しかった思い出たちとは別の場所に。

「面影がひとつも無くてぜんぜん分からなかった」、と。
俺はどんなふうに変わったんだろう・・・(辰)

リーダーの資質

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金のあるやつは金を出せ。

知恵のあるやつは知恵を出せ。

何も無いやつは元気を出せ!


先日、車のラジオで聞いたあるミュージシャンの言葉。


これだけを切り取ってみると少し危険な思想にも思えるが、
自分には久々にガツンと痛快に響いた。

悔しいけど、俺はこんな発想が出来ない小さな人間だ。
人それぞれにポジションがあると思うからそれはそれで仕方が無い。

みんなそれぞれの立場で何かをしたいともがいているんだと思う。
実はみんなが同じ方向を向いているんだと思う。

みんなの心をひとつにする、
短く的確な言葉が用意できる人間になりたい。(辰)

泣かない理由

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いつの時か忘れたが、父に"男が泣くのは人生3回"と言われた。
それがいつなのか聞けないまま父と別れてしまった。

"お前は先輩に恵まれた。その方達に恩返しをしなさい。"
亡くなった母にもそう言われた。

自分は本当によき先輩に恵まれた。

俺が音響の道に進むきっかけを作ってくれた先輩。
様々なジャンルの音楽を終えてくれた先輩。
ドラム?こんなスタイルがかっこいいさ、という先輩。
車買う?ふざけんなよ!という先輩。
酒の飲み方を教えてくれた先輩。
仕事の厳しさを教えてくれた先輩。
失敗しても笑ってくれた先輩。
震災後も励ましのメールを送ってくれる先輩・・・

いつもいつも、駄目な自分をなぜか先輩たちは笑って許してくれた。
俺が今、こうしていられるのはそうした先輩達のおかげだ。

仲間もいた。

今思えば恥ずかしいような理想を語り、
食費も飲み代に換えるような毎日。
いつも力になったのは同じ志を持った仲間たちだった。
今も、今でも、歳にかかわらずそうした仲間が沢山いる。
職場にも、音楽家にも。

皆さん、みんな、本当にありがとう。
感謝の気持ちは言葉では表現しきれない。

今、自分がすべき事はなんだろうと考えた。
「自分が出来なかったことをみんなが出来るように道を造ること。」

自分がなぜここにいて、これから何をすべきか。
泣いている暇があったら考えて行動しなさい。
先輩たちにそう言われているような気がする。(辰)

新年度スタート

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長らくお休みしましたが、本日からさくらホール営業を再開しました。

今まで修復などの作業音が鳴り響いていましたが、
やっと賑やかな利用者の声がホールに響いています。

今回の災害では様々、身体に、心に傷を負った方が多い事と思います。
まずは自分たちが出来る事をやろう。
自分たちがやるべき事をやろう。
そう思い何とか営業再開にこぎつけました。

さくらホールには賑やかな声が戻りつつあります。
この場所で、なにかしらみなさんの力になれるよう、
エールとパワーを送りたいと思います。(辰)

激写!

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先日奥州市の祭りがあった。

厄年の同級生が集まり、オリジナル曲に合わせて演奏し踊る。
自分の故郷を再認識出来る、とてもうらやましい祭りだ。

今回、さくらホールの録スタでレコーディングしてもらった事もあり
差し入れを、と思い出かけた。

あいにく前夜祭、本祭と土砂降りの雨だった。
雨男の自分は出かけない方がいいか、と迷ったが
夕方から晴れたようだったので慌てて駆けつけた。

道中彼らの作品を改めて聞き直したが
歌詞もメロディーも、もちろん演奏もとても良い仕上がりだった。
録音中の彼らのチームワークも素晴らしかった。
久しぶりに再会し、一つの事を成し遂げる"仲間"に
自分も参加できたような気がしてうれしく思った。

祭り会場で、江刺の祭りの音楽制作を担当している方にあった。
「彼らはお互いの祭りを行ったり来たりして交流し合ってるんだよね」
なるほど、とても素晴らしい事だな、と思った。
祭りを通して故郷、仲間を想い、
気がつくと、我々裏方も音楽作りを通じて繋がりが出来ている。

やっと雨が上がったメイン会場で彼らを見た。
いい演奏だった。まさに最高の "晴れ舞台" だった。
しっかりと自分の目に焼き付けて会場を後にした。(辰)

スタート

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物事には終わりがある。

良い事にも悪い事にも、望んでも望まなくても、
同じように終わりは訪れる。
だから人は同じ場所に留まっては居られないのかも知れない。

そう考えれば、"終わり"は"始まり"である。

たくさん思い出をしよう。たくさん歌をうたおう。
新しい道を行く力の為に。(辰)

長い冬が終わると

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長い冬が終わりました。

挫折しそうになりながら、スコップを持ち続けて来ましたが
どうやら、ひとまず、休んでも良いようです。

精一杯やったよね。お疲れ様でした。(辰)

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