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<東北初>木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」★終演後アフタートーク開催決定!

Photo Naoko Azuma

2023年度の事業 終了しました 主催事業

公演日時

2023年6月10日(土)

開場13:30 開演14:00(上演時間3時間/休憩あり)

会場

北上市文化交流センターさくらホール 中ホール

公演情報 『公文協アートキャラバン事業 劇場へ行こう3』参加事業
2023年6月10日(土)
木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」
チケット発売情報 4月16日(日) 9:00~ 窓口・電話・オンラインチケット販売
チケット料金

全席指定

一般3,500円

ユース(25歳以下)2,000円

学生(高校生以下)1,000円

※未就学児入場不可

出演

作:菅専助、若竹笛躬

監修・補綴・上演台本: 木ノ下裕一

上演台本・演出・音楽: 糸井幸之介( FUKAIPRODUCE 羽衣)

音楽監修:manzo

振付:北尾亘

 

出演:内田慈 土屋神葉

谷山知宏 永島敬三 永井茉梨奈 飛田大輔 石田迪子 山森大輔

伊東沙保 西田夏奈子 武谷公雄

プレイガイド

さくらホール TEL 0197‒61‒3500(9:00~21:00)/インターネットチケットサービス(24H)

江釣子ショッピングセンターパル TEL 0197-65-2511

さくら野百貨店北上店 TEL 0197-61-5511

川徳 TEL 019-651-1111

問い合わせ先

さくらホール TEL 0197-61-3300(9:00~22:00)

ホームページ

木ノ下歌舞伎公式WEB→https://kinoshita-kabuki.org/

★木ノ下歌舞伎「糸井版 摂州合邦辻」アフタートーク開催決定!!
<日時>本公演の終演後(17:00頃)より30分~40分。
<会場>北上市文化交流センターさくらホール 中ホールステップホワイエ
<出演>木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
<対象>本公演のチケットをお持ちの方
<お問合せ>さくらホール TEL.0197-61-3300

備考

主催:一般財団法人北上市文化創造、公益社団法人全国公立文化施設協会

共催:IBC岩手放送

助成:文化庁文化芸術振興費補助金統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2)|独立行政法人日本芸術文化振興会

『公文協アートキャラバン事業 劇場へ行こう3』参加事業

☆終演後、木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一氏によるアフタートークを開催します☆

剥き出しで、生きる

生と死、聖と俗。

〈昔〉と〈今〉の往還が、都市に生きる人々の“生”を照らし出す。

説経節『しんとく丸』『愛護の若』や能『弱法師』などを元にした浄瑠璃作品『摂州合邦辻』。

古来より脈々と語り継がれてきたこの名曲・物語を、

糸井幸之介の音楽・演出×木ノ下歌舞伎のタッグにより、

ふたたび現代に紡ぎ直す音楽劇。

三度目の再演となる今回、

新曲追加と増補による決定版と呼べる2020年ヴァージョンのキャスト台本の増補と新曲を追加した〈決定版〉こと2020年ヴァージョンのキャストが再結集。

古典を現代に呼び覚ます“運動”を続ける木ノ下歌舞伎のひとつの到達点が、今ここに。

関東、関西圏ではチケット入手困難になるほど人気の劇団の東北初公演をさくらホールで上演します。

終演後には、木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下裕一氏によるアフタートークを実施いたします。

本作をより深く理解できる絶好の機会ですので、ぜひご参加ください!

(C)東直子
(左から) 内田慈/玉手御前役、土屋神葉/俊徳丸役   (C)吉次史成

<あらすじ>

 大名・高安家の跡取りである俊徳丸(しゅんとくまる)は、才能と容姿に恵まれたがゆえに異母兄弟の次郎丸(じろうまる)から疎まれ、継母の玉手御前(たまてごぜん)からは許されぬ恋慕の情を寄せられていた。そんな折、彼は病にかかり、家督相続の権利と愛しい許嫁・浅香姫(あさかひめ)を捨て、突然失踪してしまう。しばらくして、大坂・四天王寺に、変わり果てた俊徳丸の姿があった。彼は社会の底辺で生きる人々の助けを得ながら、身分と名を隠して浮浪者同然の暮らしをしていたのだ。そこに現れる、浅香姫、次郎丸、玉手御前と深い因縁を持つ合邦道心。さらに、誰にも明かせない秘密を抱えたまま消えた玉手が再び姿を見せた時、物語は予想もしない結末へと突き進む。

<摂州合邦辻とは>

 安永2年(1773年)に大坂で初演された菅専助作の浄瑠璃作品。古くから民間に伝わる「しんとく丸伝説」を下敷きに、能の『弱法師』や説経節の『しんとく丸』『愛護の若』などの要素を複合させた脚色が施され、人気を博した。主な役名に実在の地名を当てはめるなど、舞台である大坂との繋がりを意識した内容になっている。

<木ノ下歌舞伎(きのしたかぶき)とは>

 歴史的な⽂脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演⽬上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である⽊ノ下裕⼀が作品の補綴・監修という立場をとりつつ、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を中⼼に2006年より活動を展開している。『三人吉三』で、読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート。